2018年8月19日 (日)開催

なぜ老いる?ならば上手に老いるにはーまちぐるみで取り組む「フレイル」予防ー

受付中

 超高齢社会に向かう中で、いかに自立状態を維持するかという健康増進~虚弱予防の視点、そして最期まで生き抜き、住み慣れた場所でいつまでも過ごすケアの視点、この2つは重要であると同時に「一連」でもある。そこには低栄養を背景とし、「フレイル(Frailty:虚弱)」及びその根底をなす筋肉減弱症(サルコペニア)という大きな問題があり、なかでも高齢者における食の安定性を改めて再考する必要がある。それを維持向上させるためには、従来の医歯薬~栄養連携の視点を今まで以上に強化するだけではなく、社会的側面からも含めた大局的な視点からアプローチすることが求められる。
 演者が仕掛けている大規模縦断追跡コホート調査の結果から、特にサルコペニアを軸とするフレイルの解析を行っていくと、早期の所見として社会性の低下や欠如、そして歯科口腔分野の軽微な機能低下や食の偏りも認められた。同時に、社会性の虚弱(ソーシャル・フレイル)も含めた「多面的なフレイルへの一連のアプローチ施策」を各職能ごとにどのように再認識するのかが大きな鍵になる。また、多剤併用(ポリファーマシー)とフレイルへのリスクも新たなエビデンスとして見えてきた。高齢期において従来のメタボ予防概念(カロリー制限)から上手く切り替えさせ、「社会性・栄養(食と歯科口腔)・運動」という三位一体に対して、顕著なフレイルになる前から意識変容を促す活動を推し進めていくべきである。そこには、我々専門職の臨床診療における「プロフェッショナルとしてのこだわりと連携」に加え、自治体行政の横の連携、元気高齢市民の活力を真の担い手とする機運の醸成、さらにはコミュニティー(まさに生活の場に近いところ)での健康増進~予防~ケアまでの一連の受け皿(基盤)構築も必要不可欠なのであろう。すなわち、コミュニティのリ・デザインを推し進める時が来ている中で、まさに『総合知によるまちづくり』そのものに着手できるかどうか、そして各専門職がどのように向き合うべきなのか、皆で考えたい。

講座詳細内容

講師名
東京大学 高齢社会総合研究機構 教授  飯島 勝矢先生
開催日時
2018年8月19日 (日)10:00~13:00
講座名
なぜ老いる?ならば上手に老いるにはーまちぐるみで取り組む「フレイル」予防ー
認定単位
2単位
場所
薬樹株式会社 青山オフィス内
開催場所所在地
東京都港区赤坂8-5-26住友不動産青山ビル 西館4階
参加費
2,000円/人
申込期限
2018年8月17日 (金)まで

※定員になり次第、募集終了となりますのでご了承ください

主催
一般社団法人ソーシャルユニバーシティ 薬剤師生涯学習センター
備考
※学生及び学校関係者の方は、受付時に身分証明書をご提示いただきますと無料にて受講可能です。ぜひご参加下さい。認定単位シールが必要な場合は有料(2,000円)となります。 ※認定単位シールは規定時間を受講された方への発行が定められております。 30分以上の遅刻、途中退出の場合はシールを発行できませんので、予めご了承ください。

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