24時間社会が定着し日本人の睡眠時間は急速に短くなってきた。十分な睡眠時間が取れていないことにより社会生活や学校生活に支障をきたしているケースにもしばしば遭遇する。さらに睡眠不足のため心身に不調を来たし不眠、うつ病や生活習慣病を発症する場合も多い。
一方で高齢化に伴って睡眠障害が増加し、高齢者では睡眠薬を含めて多くの薬物を服用している。現在、睡眠障害は100種近くにも分類されている。
睡眠は脳の複雑なメカニズムによって作り出されており身体や脳の休養だけでなく記憶の整理、免疫機能などにも重要な役割を果たしている。
睡眠のメカニズムが解明されるとともに新規の睡眠薬の開発も進んでいる。
睡眠についての正しい知識をもち、不眠についての適切なアドバイスができるよう本講座を役立てて欲しい