「痛いんです。先生、お薬でなんとかならないでしょうか?」
これは、30年近く前、駆け出しの病院薬剤師だった私に、16歳のがん患者さんが掛けてきた言葉です。
それからずっと、私は臨床の現場で患者さんの苦痛を緩和する方法を探してきました。
今回の講演では、そんな現場の知識を、皆様と共有したいと考えております。
講演の内容は、麻薬性鎮痛剤の使い方のコツ、副作用の対処法、原因別痛みの対処法、
麻薬性鎮痛剤では対応できない場合の鎮痛補助薬の使い方、最新の鎮痛薬の情報など
皆様の薬局窓口や在宅の現場で必須の知識です。また、困ったときに使えるインターネット上の緩和医療資料集の使い方もご説明します。
ただし、話を聞いているだけの講義では、全く面白くありません。
そのため、モデル患者をお示しし、どうしたらいいかを皆様と一緒に考えることで、身に付く学習を提供したいと考えております。
明日から使える緩和情報を得るために、是非この機会をご活用ください。