妊娠中の薬剤使用における安全性について臨床研究を行うことは倫理上不可能である。よって、発売当初は動物実験の結果を参考にし、妊婦への使用の可否が決定される。その後ヒトで使用されるようになっても、安全性を示すエビデンスとなるような成果が出しにくいのがこの分野の難しさである。このような状況にあって妊娠中の薬剤投与は慎重になるべきであるが、薬剤服用を恐れて母体の全身状態が悪化するようであれば、かえって胎児への悪影響が懸念される。そのため薬剤の危険性と有益性を検討したうえで、判断することが必要になる。また、妊娠していると知らずに薬剤を使用してしまい、不安から妊娠継続をあきらめるケースもある。授乳中の薬剤の使用についても情報が不足している。ここでは当該分野の基本的な考え方と一般臨床で頻用される薬剤の使い方について解説する。また、妊娠と薬情報センターの取り組みと利用方法について紹介したい。
2017年9月10日 (日)開催
妊娠・授乳と薬
受付終了
講座詳細内容
- 講師名
- 国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 主任副センター長、妊娠と薬情報センターセンター長 村島 温子先生
- 開催日時
- 2017年9月10日 (日)10:00~13:00
- 講座名
- 妊娠・授乳と薬
- 認定単位
- 2単位
- 場所
- 薬樹株式会社 青山オフィス内
- 開催場所所在地
- 東京都港区赤坂8-5-26住友不動産青山ビル 西館4階
- 参加費
- 2,000円/人
- 申込期限
- 2017年9月8日 (金)まで
※定員になり次第、募集終了となりますのでご了承ください
- 主催
- 薬剤師生涯学習センター
- 備考
- ※学生及び学校関係者の方は、受付時に身分証明書をご提示いただきますと無料にて受講可能です。ぜひご参加下さい。認定単位シールが必要な場合は有料(2,000円)となります。
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※認定単位シールは規定時間を受講された方への発行が定められております。 30分以上の遅刻、途中退出の場合はシールを発行できませんので、予めご了承ください。
受付終了